シマリスのケージの床材

ケージの底の網は取り外そう

シマリスのケージの底には何を敷けばいいのでしょうか?
ケージの底に敷くものを「床材」といいます。
この床材を何にするかを考える前に、まず確認すべきことがあります。
ケージの底の網は取り外していますか?
シマリスを飼う場合に限っては、このケージの網は取り外した方が懸命です。
一般にフンキリ網などと呼ばれている網ですが、これは結構便利なものでもあります。

掃除がしやすい

ケージの掃除をする際には、フンキリ網の便利さがよくわかると思います。
シマリスの排泄物やゴミなどが網の下に溜まるので、掃除がしやすく大変便利です。

フンキリ網は危険

掃除がしやすくなるのがメリットでしたが、実はフンキリ網は危険なものでもあります。
シマリスは基本的に激しく運動をする動物です。
特に上下運動を好むので、上から飛び降りて着地するということが多々あります。
この時に誤って網に足を引っかけて骨折をしてしまうといった事故が多く起こっています。
以上の理由からフンキリ網は取り外しましょう。

床材の必要性

シマリスの床材には様々な役割があります。
シマリスは巣箱に巣材を運び込んで寝床を作りますので、寝床の材料になります。
冬や気温が下がる季節には、保温効果が優れている床材を選んであげる必要があります。

また吸湿性に優れている床材が望ましいです。
シマリスはトイレをどこでするのかはっきりと分からないという特徴があります。
シマリスの排泄物、特に尿をしっかりと吸収できるものがオススメですね。

実際にどんなものがいいのか

新聞紙

一番身近なものでは新聞紙を細かくシュレッダーで刻んだものがおすすめです。
時々、新聞紙のインクは安全なのか、といった疑問を持たれる方がおられます。
シマリスは巣箱に巣材を運び込む際に、口に巣材を詰め込んで運ぶので、これを懸念する方が多いのでしょう。
私の意見としては、特に問題ないと考えますが、念のためにインク量が少ないページを使用するなど工夫するとなお安心ですね。
自然界のシマリスは枯れ葉を巣材にするのが一般的です。
この枯れ葉の感覚と刻んだ新聞紙の感覚が似ているのか、新聞紙を好んで巣材にするシマリスが多いように思います。
一番手軽に手に入り、しかもコストも掛から無い方法なのでオススメですね。

牧草

市販のもので特にオススメされているのが牧草です。
ウサギのエサ用としても売られていますし、そういった点では安心な巣材になります。
ただデメリットとしては、コストパフォーマンスがやや悪いといった点があげられます。
吸湿性もあまり良くないので、排泄物がやや臭いやすくなる気がしています。
これはあくまで個人的な感想ですが。

牧草物語

バミューダヘイ

針葉樹・広葉樹マット

おそらくこれを使われている方が多いのではないでしょうか。
針葉樹はスギやマツなどに代表される木のチップを床材にしたものですね。
広葉樹は白樺などがよく知られているかと思います。
針葉樹はアレルギーを引き起こしやすく、危険だという声もあります。
しかしこれまでの経験で、針葉樹によるアレルギー問題は特に発生していませんので、そこまで気にする必要はないかと思います。
不安であれば、広葉樹マットを使えば良いでしょう。
この2つのマットにも、特に気になるほどの違いを感じていません。

アスペンの大地

ふかふかソフトマット

ティッシュや綿・布などは避ける

これは絶対に避けるべきものです。
ティッシュは給水性が高く、またホコリも出やすいのが特徴です。
こういったものは頬袋にくっつきやすく、誤飲の危険性も高いので避けるべきです。
また綿や布も、ほつれた糸くずなどで足を絡めたりといった事故が想定されますので避けるべきです。

まとめ

シマリスの床材に適しているものは、
「牧草」・「新聞紙」がベストということですね。
針葉樹や広葉樹はアレルギーの心配がないわけではないので、問題が起きるようなら使用を中止しましょう。
また、ティッシュや綿、布といったものは床材には全く適さず、危険な要因となりうるだけです。
絶対に使用しないようにしましょう。