シマリスのケージ飼いと放し飼い

 

2種類の飼い方

シマリスの飼い方には大きく分けて2種類あります。

いわゆる「放し飼い」と「ケージ飼い」とがそれに当たります。

このページでは、シマリス飼育においてどちらの方法が適切なのかをじっくり考えてみようと思います。

では、それぞれの飼い方のメリット、デメリットは何かを考えてみましょう。

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放し飼いのメリット

条件などによっては、シマリスにとっては非常にありがたい飼い方なのが「放し飼い」です。

シマリスは運動量がとても多い動物なので、広いスペース で思う存分に走り回れる放し飼いは、ストレスも感じることが少なく最大のメリットです。

それだけの広い環境があれば、シマリスには非常に嬉しい飼い方だと言えます。

 

放し飼いのデメリット

放し飼いはストレスも和らげる飼い方ではありますが、あくまでも「条件などによっては」です。

これは、シマリスにとっての危険物が全くない環境が整っている事が大前提でなければなりません。

家の中には私たちが思っている以上に、シマリスにとって危険なものが散乱しています。

うっかり部屋に放している間に、何かしらの事故に巻き込まれて命を落とすシマリスも決して少なくはないといいます。

代表的な事故には、

  • シマリスを知らずに踏みつけた
  • 風呂場を散策中に湯船に落ちて溺死
  • ソファー等のくぼみにはまって圧死
  • 高いところからの転落し、骨折・死亡
  • モノを倒してしまって下敷きになり圧死
  • 電気製品のコードを齧って感電死

・・・など、数えればキリがない程に屋内での事故は多いです。

放し飼いの場合には、これらの事故が起こらないように部屋、もしくは家全体のレベルで考慮する必要があります。

また掃除も大変な作業になる為、相当な覚悟が必要になるかと思います。

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ケージ飼いのメリット

一般的なシマリス飼育の場合は、このケージ飼いですね。

ケージ飼いの場合、シマリスはケージ内のものにしか触らないので、危険なものを入れさえしなければ、大きな事故が起こることはまずないと思って良いでしょう。

ただし、ヒモのようなもので首をくくったりする事故なども懸念されますので、常に細心の注意を払う必要はあります。

掃除も基本的にケージの中だけで済むので、それほど大掛かりになることもないでしょう。

何といっても、最悪の事故を防げるという点が最大のメリットだと思う。

 

ケージ飼いのデメリット

ケージ飼いの場合は限られたスペース内での飼育になる為、シマリスにとってはストレスの溜まりやすい飼い方になります。

十分な広さのあるケージを用意してあげられるのなら、ストレスを少しでも和らげることは可能ですが、それほどまでに大きなケージを用意するのは簡単なことではありません。

 

まとめ

これまでのところ、実際に飼育してみて感じたケージ飼いでのデメリットは「ストレス」のみだと言えます。

このストレスさえ何とか和らげてあげられる「工夫」をすることにより、このデメリットはなくなるといっても良いでしょう。。

それ以外に困ったことはほとんどないので、どちらかで迷うのなら「ケージ飼い」を強くおすすめします。

それがシマリスが怪我をすることなく、過ごすための最も良い方法だと言えるでしょう。

ケージ飼いにおいては、ぜひとも様々な工夫を凝らして末永く飼ってあげてくださいね。