シマリスの馴らし方

 

シマリスは人に馴れるのか?

この疑問をもつ方はかなり多いようです。

実際に、ちょくちょく「シマリスをどうやって馴らしたのですか?」という質問をいただくことがあります。

そもそもシマリスは野生を強く残した動物であるという事を忘れてはいけません。

そしてもう一つ。

シマリスの性格はそれぞれの個体によってバラバラである、ということ。

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わたしの経験上の話になりますが、シマリスの性格のステータスというものは以下のように考えることができると思っています。

  1. 度胸がある子と臆病な子
  2. 好奇心旺盛な子と他のものに無関心な子

当然、度胸が据わっている子の方が人を怖がりませんので、馴れやすい個体であると言えますし、好奇心旺盛な子ほど人間にも興味を示すので、比較的コミュニケーションは取りやすいと言えます。

我々人間に無関心なリスもいるのが事実です。

見えてないんじゃないの?ってくらいにガン無視されることもしばしばあります(笑)

そんなリスはやはり馴らすことは難しく思うでしょう。

しかし、言い方悪いかもわかりませんが、所詮そこは野生動物です。

すべての野生動物に効果的な接し方はズバリ!

「エサで釣ること」

もうこの最終兵器に敵う武器は他にはないといってもいいでしょう。

エサ ⇒ 生きて行くために絶対必要 ⇒ エサに関する関心が強い ⇒ エサに関する記憶力も抜群

ですから、シマリスと接する場合はエサよりも良い手段は無いように思うのです。

 

合図を決めてコミュニケーション

わたしが必ず実践する方法が、合図を使ったコミュニケーションです。

シマリスはなかなか利口な生き物ですので、簡単なことなら難なく覚えてしまうでしょう。

ここの扉が開けられる、この時間になればエサがもらえる、などけっこうな事柄を記憶しているものなのです。

ですから、こういった記憶力を利用してシマリスを誘導することは可能です。

ぜひエサをあげるときには、なんらかの合図を送ってからあげてみて下さい。

わたしの場合ですが、必ずシマリスを呼び出してから与えるようにしています。

ケージにシマリスの姿が見えないときは、大体寝てることが多いのですが、敢えて起こしてから与えます。

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具体的な方法としては、ケージを指ではじいて「カンカン」音を鳴らす、口笛を吹く、舌を鳴らす、エサ袋をカサカサ音を立てるなどいろいろありますが、わたしの場合は口笛が多いです(笑)

名前を呼ぶという方法も効果があるとも言われていますが、口笛や物音の方がシマリスには理解しやすいような印象を受けましたので、次第に口笛に落ち着いた感じですね。

口笛の音 ⇒ 直後にエサ

という法則をシマリスに叩き込みます。

ここは我慢強く継続して下さい。

始めはうまくいかなくても、続けることが肝心です。

そのうち口笛が合図になって、吹くだけでササッと出てきて、寄ってきてくれるようになりますから。

これができるリスとできないリスでは、部屋に放したときなどに大きな差が出てきます。

ケージに戻したいときに、この合図で呼び寄せることができるんですね。

これはかなり便利ですよ。

まぁでも、ケージの外に出て興奮したリスには効果ないかもわかりませんが(笑)

大事なことは継続する事です。

何でもそうですが、途中でやめてしまうとリスは覚える事ができません。

習慣化して、それが当たり前になるくらいに継続してみて下さい。

このステップをクリアできると、リスとの距離が一気に縮まります。

合図で呼ぶ ⇒ おいしいもの ⇒ それをくれる人を覚える ⇒ 人を怖がらなくなる

自然とリスの中でこのような連鎖反応が起こるようになります。

シマリスを馴らすための取っ掛かりとして最善の方法だと思いますので、馴らそうと思っている方は、ぜひ実践してみて下さい。

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