人間だけじゃない!
クリ虫と呼ばれる虫が存在します。
シマリスを飼っていると、一度は耳にする「クリ虫」という言葉。
このページではクリ虫について、ちょこっと書いてみようと思います。
くり虫って何?
クリ虫とは、いわゆる「栗虫」のことです。
それだけでは何のことか分からないですね。
呼んで字のごとく、 「栗に似た虫」 ・・・のことでは決してないです。
栗に寄生?し、栗の実を食い荒らしてしまう困った虫の総称なのです。
総称であるということは、栗虫は一種類ではないのです。
主な栗虫に、「オオクリシンクイガ」の幼虫や、 「クリシギゾウムシ」の幼虫などがいます。
知らずに食べている?
この項目は、場合によっては読まないほうがいいのかもしれないのですが、一応書いておくことにします。
栗には普通、かなりの確率で栗虫が潜んでいるとのこと。
成長した栗虫は、栗のイガが若いうちからイガに着卵させます。
やがて栗の殻に穴を空けて外に出てきます。
我々人間は、栗虫がいるとは知らぬまま、栗虫の卵ごと栗を食べていることになるのです。
栗虫はおいしい?
シマリスはこの栗虫が大好物だという話があります。
実際、がっついて食べるので相当美味しいのでしょう。
着卵されたイガは卵を巻き込みながら育ち、栗になります。
栗の中で孵化した卵は栗を食べながら成長します。
タンパク質を摂るには絶好のエサ、ということになるのでしょうか。
安心してお召し上がりください?
これを読んで、栗を食べる気にならなくなった人も多いだろうと思います。
けれど、栗には栗虫対策がきちんと施されているので、全く心配はいりません。
第一、栗虫はほとんがタンパク質で構成されていて、いわば栄養の塊。
食しても決して毒になることはないのです。
栗虫対策としては、蒸気を使った殺虫により中の栗虫の卵や幼虫を殺すことができるらしいです。
また、冷蔵保存により卵の孵化を遅らせるなどの対処もなされているので、なんら心配はいらない、ということです。
まとめ
栗虫は食べても毒にはならない。 むしろ栄養豊富?です。(笑)
もし栗虫を見つけたら、是非シマリスに与えてみましょう。
喜んで食べると思います。