シマリスはペットショップで購入する以外にも、里親として入手する方法があります。
ペットショップでは毎年春から初夏にかけてシマリスが出回ります。
しかし里親の場合は、比較的一年中募集されているような印象ですね。
今回は「シマリスの里親になる」をテーマに、里親になる方法はもちろん、里親のメリットや注意点などお伝えできればと思います。
シマリスの里親になる方法
シマリスは犬や猫とは違い、里親を募集している方も多くはいないのが特徴です。
里親になる場合は、主にインターネットの里親募集サイトを利用することになるかと思います。
以下に主な里親募集サイトを挙げておきます。
ペットのおうち
URL ⇒ http://www.pet-home.jp/
最も有名なサイトだと思います。
シマリスも割とコンスタントに里親募集されています。
それでもシマリスが掲載されることは珍しく、特に人気があるペットなのですぐに募集締め切りになってしまいます。
このサイトは利用する前に会員登録する必要があります。
里親募集者(掲載者)との連絡やり取りは、専用のメールフォームにて行う形となります。
ジモティー
URL ⇒ http://jmty.jp/
総合掲示板サイト?になるかと思います。
里親募集だけでなく、様々な案件を募集することができるサイトです。
このサイトの特徴は、各都道府県別に検索することができるということですね。
とはいえシマリスの件数は多くはないです。
サイト上部の検索フォームに「シマリス」と検索すればいくつか出てきますので確認してみましょう。
タイミングが良ければシマリスが掲載されているかと思います。
里親になるメリットとは?
馴れているリスに出会える確率が高い
シマリスの里親になるメリットはもちろん「ある程度人馴れしているシマリスが多い」ということ。
ペットショップからお迎えするよりも、手乗りにできるシマリスが手に入る可能性があるということですね。
当然そのシマリスの個性がありますので、すべてが人馴れしているわけではないという事は覚えておきましょう。
費用が掛からない
里親募集なので、当然生体購入の費用が掛かりません。
掛かるとすれば、引き渡しの際の交通費くらいでしょうか。
稀に交通費は里親負担という条件を提示している場合がありますので、チェックしておきましょう。
飼育用品一式が貰える場合が多い
里子に出されるシマリスの多くは、「飼えなくなった理由があるから」手放されます。
なので、飼育用品も不要になる場合がほとんどなので、「飼育用品一式お譲りします」という良心的な掲載者が多いのです。
飼育用品を購入する必要が無くなると、これもまた費用が掛からないことになりますね。
その個体の情報が詳細に聞くことができる
その個体の飼い主であれば、その個体の詳細な情報を知っているのは当然です。
シマリスの好きなものや嫌いなもの、接し方なども教えてもらえるかもわかりませんね。
里親になる際の注意点とは?
里親になる際に注意すべきこともたくさんあります。
シマリスをタダで手に入れられるなど、良いことばかりではないのです。
人馴れしていないシマリスの場合がある
先ほどの反対の場合ですね。
シマリスを手放す人は、「シマリスが飼えなくなったから手放すとは限らない」のです。
つまり、人馴れしていなくて飼いづらいから手放すという人も少なくありません。
シマリスは特定外来生物に指定されていますので、野生に放したり、捨てたりといったことが許されません。
馴れなくて飼いづらいシマリスを里子に出そうとする掲載者もいる、という事を覚えておきましょう。
何かしらの問題を抱えているシマリスがいるかもしれない
実は何かしらの体の不調が発覚したシマリスが里子に出されるケースもあります。
このパターンはあまりないかと思いますが、後々病気に掛かっていたなどが発覚するとトラブルにもなります。
病院に掛かりきりになると治療費も多額になってしまいます。
こういった事態を招かないためにも事前に掲載者に確認を取っておくと安心ですね。
名前が既に決まっている?
これは飼い主であるあなたの気持ち次第かも分かりませんが・・
里子に出されるリスは、既に名前が付けられている場合があります。
その名前を今後も使うのかどうか、それはあなた次第ですよね。
応募する際に、様々な条件提示がある場合がある
これは掲載者の意図によるものなので、要相談になるかと思います。
主な条件に、
- シマリスを飼ったことがある人
- エキゾチックアニマルを飼ったことがある人
- 定期的に報告してくれる人
など条件提示がある場合は注意しましょう。
新しい環境に慣れるまで時間が掛かる
シマリスは環境が変わると、落ち着かなくなったり体調を悪くしたりします。
これも個体差がありますが、里子に出されるシマリスは今までの自分の環境を覚えているものです。
これが飼い主も変わってしまって突然全く別の環境下に置かれれば、ストレスや不安も多大なものになるでしょう。
シマリスベビーの場合は、まだそれほど自分の置かれている環境に慣れていないままにやりとりされますので、その分環境変化におけるショックは少ないものと思います。
既に飼われていた大人リスはそうではなく、また最初から環境慣れさせるための時間が掛かる場合がある、ということを覚悟しましょう。
里親募集される時期や年齢とは?
シマリスの里親募集が多くなる時期というものがあるように感じています。
これはもちろん決まってはいませんが、およそ生後8か月~1年程度のヤング個体が多いように思うのです。
つまり夏~冬にかけて募集されることが多いのでは?と感じています。
ということは、やはり「購入して飼ってみたものの、手放したくなった」という飼い主が多いのでは?とも感じ取れますね。
他には稀に2~3歳のシマリスも里子に出されているのを見かけます。
それだけ歳をとっていれば、さすがにある程度人馴れはしていますから、こういうリスを引き取るのもいいかも知れませんね。
こういうリスの場合、ほとんどの場合が飼い主が何らかの事情があって飼えなくなった場合が多いです。(引っ越しや入院など)
シマリス自体に問題がないのであれば、初めてシマリスを飼うという方にはこういうシマリスもオススメなのかな、とも思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
完全に私個人の意見ではありますが、長く里親情報をみていて感じたことなので、何かの参考にして頂ければと思います。
シマリスに限ったことではないですが、なるべくならすべてのペットとされる動物には幸福であって欲しいと思います。
今や犬や猫の殺処分を少しでも減らそうとする取り組みとして、猫カフェなどへの譲渡やその先の里親さがしなどが行われています。
そういった観点から、今後も里親という制度がもっと広まればとも思っています。