家を留守にする
旅行などで数日家を空けることもあると思います。
その場合のリスの世話はどうしたらいいのでしょうか。
飼育下のリスの生活は飼い主である私たちにかかっているのですから、しっかりと対策を取らないといけません。
また、まだ幼い子リスだったり高齢のリス、病気がちのリスであれば尚更注意してあげないといけませんね。
リスを置いていく
普通はこの方法を取ると思います。
1泊2日程度の旅行であれば、リスを置いて行くことは可能です。
しかし注意点もたくさんあります。
①エサは充分な量を用意しておく
充分な量のエサを用意しておくことに越した事はありません。
ただし、野菜や果物などの生モノは食べ切れる量を与えるようにした方が良いでしょう。
②ケージから脱走しないようにしっかりカギをかけておく
シマリスは我々が思うより利口な生き物です。
ケージの入り口の開け方くらいなら簡単に覚えてしまいますので、鼻先を器用に使って簡単に脱走してしまう事態も起こります。
ロック機能があるケージはしっかりロックし、無い場合はナスカンを使ってリスが自分で開けられないようにしておきましょう。
③飲み水を充分用意しておく
シマリスは1日に結構たくさん水を飲みます。
気付いたらボトルがカラという事もちらほらあります。
特に乾燥した食べ物(ナッツやペレット等)が多いと思いますので、水は絶対切らさないように。
また給水ボトルを落としてしまって水を飲めないという事がないように、しっかり固定させておくこと。
悪ふざけで給水ボトルを落としてしまうリスもいるのです。
水が入ってないと、わざとボトルを落として「入ってないよ!」と教えてくれるリスもいます。
④気温の変化が激しい季節であれば、温度管理がしっかりできるように環境を整えておく
エアコンを使えるのであればそれがベストなのですが、なかなかそうはいかないこともあると思います。
急激に温度が変わる季節にはヒーターや、ケージの置き場所で温度管理しましょう。
ヒーターで管理する場合は、サーモスタットと併用する方法がおすすめです。
サーモが自動的に設定した温度にケージ内を暖めてくれますので、暑くなりすぎる心配もありません。
▼参考ページ▼
誰かに預ける
友人や家族、親戚などに預かってもらう方法です。
この方法が取れるのであればベストなのですが、預け先の方がリスの事を全く知らないという場合は注意です。
リスはペットとしての歴史が浅く、「リスって飼えるの?」と言われる方も多いのが現状なのです。
またその場合、預け先にシマリスのストレスとなる天敵(イヌやネコなど)がいないかどうかも重要なポイントです。
ちなみに私が過去に10日間海外に行ったときには実家で預かってもらいました。
数日なら何とかなったと思いますが、さすがに10日ともなると預かってもらう他ありませんでした。
もともと実家で飼っていたので、飼育に関しては家族も慣れていたので問題はありませんでした。
一緒に連れて行く
置いて行く事も預ける事も出来ない場合の最後の手段です。
出先でシマリスが快適に過ごせるという場合に限って、連れて行くという選択肢もありかなと思います。
その場合移動用のケージがあるととても便利です。
病院に通う時など、何かと移動する際に必要ですので、1つ持っておいて損はないでしょう。
夏場は風通しが良いケージ、冬場は保温のできるプラケースがおすすめです。
実家へ帰省するなどの場合は、長期滞在用の大き目のケージごと持って行った方が良いように思います。
また滞在先がペット不可の場合も結構あるので、事前に調べておきましょう。
ペット可の場合でも、部屋に放して遊ばせない方が良いでしょう。
いろいろ齧ってしまって問題になる可能性もあると思うと、外出先ではケージ内に入れておく方が良いでしょう。
また公共交通機関を利用する場合もペット同伴可能かどうか、事前に調べておきましょう。
自家用車で移動する際には、車内の冷房暖房に気を付けて下さい。
室内のエアコン同様、送風がリスを直撃しないように注意して下さい。
また夏場は特に、短時間とはいえ車内に置きっぱなしという事のないようにしましょう。
熱中症になって最悪死んでしまうこともあります。
水分対策として、水を用意しておくのも忘れずに。
ただこの場合、水がこぼれない様に工夫もしてあげて下さい。