いきものを飼うということ
当たり前の事なのだが、シマリスは生き物です。
ペットは私達に心の安らぎを与えてくれる存在ではあるが、 生きている動物を飼うという事は、それなりの覚悟が必要になってきます。
ペットとなった生き物は、飼い主なしでは生きていけない、と覚えておくべきだと思います。
飼い主には、ペットに対する責任が伴うのです。
一寸の虫にも五分の魂
「一寸の虫にも五分の魂」という言葉をご存知でしょうか。
これは、「どんな小さな生き物でさえ、それ相応の魂を持っている為ので決しておろそかにしてはならない」という意味の諺ですね。
一寸はおよそ3センチ、五分はその半分なのでおよそ1.5センチ。
一寸ほどの小さな虫でさえ魂があり、強い意志を持っているということを表しているわけです。
シマリスは虫ではないですが、私たちにとってみればごくごく小さな生き物。
そんなシマリスにもちゃんと魂があり、意思があるのは言うまでもないでしょう。
意外と長生き
シマリスは小動物ではありますが、その寿命は想像以上に長いということをご存知でしょうか。
同じ齧歯類のネズミの寿命は、およそ2年。
これに対しシマリスの寿命は、野生下でおよそ3~5年。
飼育下になると6年以上、またうまく飼育すれば10年以上生きたという話もあるくらい、大変長寿な生き物でもあるのです。
さすがに10年生きるという事は稀であったとしても、普通に飼えば最低5年間は共に過ごすことになりそうですね。
5年間という期間は想像以上に長いです。
あなたはシマリスが5年間の寿命を全うできるように、最後まで世話をしてあげられますか?
シマリスは犬のように、飼い主の言うことをきくようなペットではありません。
懐くことさえ稀であると言われているほど、野性味を強く残した生き物なのです。
懐かなくても本当に最後まで飼ってあげられるのか、もう一度良く考えてから飼育するようにしましょう。