今回は、リスの飼育に土は必要なのか?という話でもしようかと思います。
シマリスは自然界では地面に穴がを掘り、巣を作り、冬眠もそこでします。
また、エサを隠したり蓄えたりするのも土を掘って行いますよね。
では飼育環境において、土は必要なのでしょうか?
確かに土があれば、土掘りをする可愛らしい姿も観察出来るでしょう。
実は、私が初めてリスを飼いだした当初は、土を入れていました。
最初に使っていたケージは、リスくんのマンションという二階建ての、ちょっと変わったケージでした。
詳細はこちらのページで紹介しています。
▼参考記事▼
リスくんのマンション
このケージの一階…というよりは地下に当たるのかな?
そこに土を入れて飼育していたんです。
少しでも自然環境に近い飼い方が出来たら、という考慮からそうしたのですが、今は土は入れていません。
ちなみに使用してた土は、ニューネイチャーランドというちょっとお高い小動物飼育用の土です。
ニューネイチャーランドってどんな土なのか
このニューネイチャーランドという土にはバクテリアが入っていて、動物の糞尿をそのバクテリアが自然に分解してくれるという大変優れものなんです。
つまりケージの消臭効果にも期待がもてるというわけですね。
ニューネイチャーランドを使った飼育にもメリット、デメリットがそれぞれあるようですので、それについても考察していきたいと思います。
メリット
まずはメリットについてなんですが、これはもうバクテリアによる糞尿の消臭効果ですね。
ちゃんとバクテリアが働いてくれていれば、基本的に掃除が不要だとも言われています。
あとは土を掘るしぐさなんかを見られる、ということでしょうか。
また、毛ヅヤがピカピカ?になるという報告もあります。
さらには、私自身直接目にしたわけではありませんが、毛がハゲていたリスの飼育に導入したところ、数週間~数か月でなんとハゲが治ったという事例もあるようです。
リスのハゲは結構よく見られるのですが、なかなか元のフッサフサなリスに戻すのは難しいらしいのです。
やっぱりバクテリアが良いように作用するのでしょうか。
デメリット
優秀に思えるニューネイチャーランドですが、もちろんデメリットも数多く存在します。
が、ある意味で言えばデメリットは1つだと言えなくもないですね。
つまり、すっごく面倒くさいんです。
まずは根本的な事なんですが、土ですのでケージ周りが汚れやすいということ。
ハムズターならまだしも、リスですので上下運動を頻繁に行います。
これが厄介なのですが、ケージ周りがあっという間に土だらけになって汚れます。
土が跳ねないような上手い工夫をすれば良いのでしょうが、これが結構難しいです。
掃除するのが面倒でなっければ問題ないかもしれません。
また、糞尿を分解してくれるとはいっても土自体のメンテをしなければいけません。
定期的に土をふるいにかけてゴミ取りをしなければいけません。
これもまた非常に面倒なんです。
このメンテができる時間がある方には問題ないかもしれませんが・・
それからバクテリアも時間が経てば減ってきます。
もちろん減ったバクテリアは補充しなければいけません。
バクテリア補充には、専用のバクテリア補充液を使わなければいけないのです。
さらに土自体にも結構なコストが掛かってきます。
大体10L入りで3,000円弱ですし、2Lですと1,000円弱します。
10Lを買った方がはるかにお得ですね。
バクテリアの補充液もおよそ1,000円弱します。
当然消耗品ですので、ランニングコストとして継続的に購入しなければいけません。
結論
私個人に意見としては、シマリスの飼育においては土の使用は必要ないと考えます。
わざわざ土を入れるためのスペースや子部屋などを用意しなければいけませんし、導入したとしてもその後のメンテが恐ろしく面倒くさいです。
しかしハムスターであれば導入してもよいのではないかと思っています。
アクリルケージやレプロケージ、ガラスケージで飼うことができるので、シマリスほど飼育スペースが汚れることはないと考えます。
使う量もそれほど多くなくて済むというのも理由の一つです。
しかし虫かごのようなプラケースに入れて、ケージとパイプでつなぐ等の工夫をすれば土飼育もアリなのでは、とも思います。
コストと手間、両方の面を考慮して導入を決めていきたいですね。
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