ちょっと変わったケージ
リス用飼育ケージに、『リスくんのマンション 』というものがあるのをご存知ですか。
私が初めてシマリスを飼育するときに、悩みに悩んだ結果選んだのがこのリスくんのマンションというケージでした。
こんな姿形をしているケージです。
このページでは、実際にこの商品を2個も購入して使用した私ののレビューという意味もこめて、ちょこっと紹介しようと思います。
これからケージを購入される方に、少しでも参考になれば幸いです。
マンションだけど2階建て
『リスくんのマンション』は、マンションと名がついてはいるけれど、 実際には2階建てのケージになります。
2階建てとは、ケージを網で仕切っているわけではありません。
ベースメントと呼ばれる四方をプラスチック製の透明板で囲まれたボックスの上に、金網ケージを積み重ねたような構造になっています。
ベースメントは、いわゆる地下層として機能します。
この地下層では、巣箱などを入れることによって、シマリスがゆっくりとくつろげる空間を作ることが可能になるというものです。
また、四方が完全に囲まれているので、保温効果もあります。
この中にヒーターを入れてあげると、冬でも暖かく快適に過ごすことができるでしょう。
または暑い夏場になれば、冷たい土を入れてあげて穴掘りができるようにしてあげれば、ケージ飼いの最大の欠点であるストレス解消にもつながる事と思います。
ベースメントはあらかじめ組み立てられているので、初めての方でもセッティングは容易に行えるのもポイントです。
※購入するお店によっては、自分でベースメントから組み立てる必要があるかも分かりません。
地上部とベースメントとの行き来
地上部とベースメントとの行き来は、地上部の床に小さな穴が開けられており、そこから自由に移動できるようになっています。
ちなみに、ハシゴも標準で付属してくるので安心ですね。
この穴は、フンキリ網に付いているスライド式の蓋によって閉じることができるので、簡単に行き来できない状態にする事も可能になります。
この仕様は、まだ馴れていないリスを飼うときの掃除などに役に立ちます。
しかし開けられることが分かると、シマリスは鼻先を使ってこじ開けようとするので、注意が必要です。
意外と賢いんだね、シマリスは。(笑)
ケージの大きさは?
気になるケージの大きさですが、 横幅377mm×奥行き307mm×高さ920mmという仕様になっています。
高さはベースメントも含めた高さですが、シマリス飼育には十分な高さがあると思います。
しかし横幅と奥行きが40cmにも満たないため、場合によっては狭く感じてしまうことでしょう。
この横幅と奥行きの狭さは、ケージの高さとベースメント機能という2つの特徴でカバーできると考えています。
あれもこれもと、いろいろと設置しすぎることなく、うまくレイアウトしてあげれば、十分に広々と使えるケージだと思います。
でも色々と設置したくなるのが、シマリスケージのレイアウトというものですね。
付属品は?
登り木
付属品として、自然木の登り木が1本付いてきます。
これは天然物なので、どんな形なのかは実際に購入してみないとわからないのがネック。
私も過去にリスくんのマンションを2個購入しましたが、付属してきた2つの登り木は太さも形も全然違いました。
気に入らなければ代替商品もあるので、参考にしてください。
回し車
回し車(リスワと表記)が付いてきますが、シマリス用としては非常に小さく、シマリスが回せるような代物ではないので注意しましょう。
見た目もかなりちゃっちい(笑)ので、回し車は別に購入することをお勧めします。
管理人のお勧めはサイレントホイール21、もしくはサイレントホイール25。
|
|
エサ入れ
餌入れが2個付いてきますが、かなり深いのでシマリスには食べづらい構造になっています。
頭を突っ込まないと食べられないので、あまりオススメできません。
使っていて特に問題は無いのですが、浅い食器を別に用意する方が良いかもしれないですね。
巣箱
付属品の巣箱は単体でも販売されているプラスチック製のものですが、シマリス用にはぜひとも木製の巣箱を用意しましょう。
プラスチック製は通気性も悪く、齧られると元も子もないです。
木製の巣箱としては、文鳥用のものかインコ用のものを用意してあげると良いでしょう。
以上がこのケージの主な特徴になります。
付属品はあまり使えそうもない物が多くて残念なのですが、ケージ自体はとても面白い構造でシマリスの生態、習性に合わせた、まさにシマリス専用のケージだといって良いでしょう。