シマリスの体のつくり

シマリス

 

●目
視力はとても良く、かなり広い視野を見渡す事が出来るつくりになっているため、敵をいち早く発見し逃げる事ができます。
また、赤い色は識別する事ができないとされています。

●耳
とても嗅覚が良く、雪のしたに埋もれている木の実なども嗅ぎ分け、掘り当てられるほどです。

●歯
切歯(前歯)は上の歯と下の歯が2本ずつ、計4本あり、とても鋭くカミソリのような歯を持ってます。
特に下の切歯はとても丈夫で発達しており、噛む力も強く、硬い木の実の皮も剥くことができます。
シマリスの切歯は一生伸び続けるため、木などを齧って削る習性があります。
ちなみに本気で噛まれると、簡単に流血しますので怒らせて噛まれないように注意が必要です。
切歯のほかにも臼歯を持っており、上の臼歯が10本、下の臼歯が8本ありますので、切歯と合わせると計22本の歯を持っていることになります。
ほっぺたには頬袋があり、エサを口の中にたくさん溜め込める構造になってます。

●前足
とても器用に食べ物を持つ事ができます。
シマリスがエサを持って食べる姿は独特の可愛さがあります。

●後ろ足
高くジャンプできるほどの跳躍力があります。
とてもすばしっこく走り回る事ができ、敵から逃げるのにも役立ちます。

●しっぽ
バランスを取ったり、眠る時には体をくるんで布団替わりに使用します。
また簡単に取れてしまう構造にもなっているため、絶対にしっぽを掴んではいけません。
しっぽは一度取れてしまうと、トカゲのしっぽとは違い二度と生えてきません。

 

▼頬袋にエサを溜め込むシマリス▼

シマリスのほお袋
ドングリくらいの大きさの木の実であれば、左右に3個ずつ約6個入れることができます。