正確な体内時計
シマリスは正確な体内時計をもっています。
野生下のシマリスは、朝には目覚めて夕方暗くなってくる前には寝床につくという習性があるのです。
しかし飼育下においてはこの体内時計が狂ってしまう事もあるのです。
昼間は明るく、夜は暗い
当たり前のことですが、自然界では昼間は明るく夜は暗いのです。
屋内で飼育されているシマリスは、夜にもおそらく電気の付いた明るい部屋で飼育している事と思います。
これがシマリスの正確な体内時計を作っているホルモンバランスを崩してしまう原因になってしまうのです。
繁殖に影響する
シマリスの正確な体内時計は繁殖にも大きく関わってきます。
昼間なのに薄暗かったり、夜なのに明るかったり騒がしかったりする環境に置かれると、この体内時計が狂ってしまいます。
すると本来繁殖シーズンで発情する時期になっても発情しなくなるなど影響がでます。
対処方法
基本的には夜は暗く、静かになる場所にケージを置くようにすれば問題はないでしょう。
しかし、そうもできない場合もあるでしょう。
うちで行っている夜の対策を紹介します。
といってもとっても簡単なんですけどね。
ケージに大き目のブランケットをかけるのです。
冬場には保温もできて特におススメです。
ちなみ夜には前面も閉じておきます。
閉じるのは洗濯バサミを使っています(笑)
しかし閉じた時のこのブランケットとケージのピッタリさ加減が素晴らしくないですか?
ここまでピッタリだとは思いませんでした。
こうしておけば夜にも充分暗くできます。
下のケージは明るいままですが、シマリスが寝るのは巣箱の中ですので特に問題はありません。
冬場にケージ内でヒーターを使うこともあるでしょうが、その場合は熱がこもらないよう注意すべきです。
また夏場の場合は、逆にケージ内が蒸れてしまわないように夜だけ被せるようにして、昼間はケージを風通しが良いようにしましょう。
この方法で光をシャットアウトできても、音まではどうすることもできませんので、静かな環境に置いてあげるというのは前提条件になりますね。